2017年2月19日日曜日

ラヌアルピニのキャラクター


主人公(クアテュ)


概要
主人公。ケランジェロ洋服店の二女。3人家族。
母はケランジェロ。姉にココリがいる。父のラオヌは他界。
ペットにコーラがいる。
ハヤ教会にいる聖者ハヤを祖父に持つ。
性別
女性。
年齢
不詳。
出生
姉のココリはもともと病弱で日々ラヌウェットの町の医師のもと床に伏せていた。当然、話せる友達もいなくいつも一人きりだった。ココリの出産後子宝に恵まれなかったケランジェロは、ココリが病床に伏せ日々寂しくしているのに心を痛め聖者ハヤに相談する。聖者ハヤは青の宝石の欠片であるサフィ石片のひとつ「願いの石片」を提案するが、禁断の方法でありラヌウェット国の追放だけでなく、処刑されることも懸念したがケランジェロはこの方法に飛びつく。
そして願いの石片を使用し て誕生したのが、半分モンストゥの血の通う異生物であるクアテュだった。だが見た目は人間と全く変わりない。
このことはケランジェロとココリ、祖父の聖者ハヤ以外、周囲はもちろん本人も知らない。ハヤは時折昔話をする際、ついこぼしてしまうことがあり何度かケランジェロに酷い目に合わされたことがある。
人物像
あまり物事に動じない性格。芯は強いが、ふと孤独を感じると誰かがそばにいてくれないと泣いてしまう。
母と姉に似つかない容姿を度々他者から指摘されているが、本人は自分の顔にコンプレックスを持っており、母のケランジェロをこの世で一番の美人であると思い込み母のような顔になりたいと強く願っている。
ティルプの果実を非常に好んでいる。ティルプは若干苦味があり、モーリスの葉と併せて人の隠れた能力を引き出してくれる植物であったが、もともと人間ではなくモンストゥが好むものであった。気づかないうちに体に流れる血がそうさせるのか、ティルプの果実さえあれば他は何もいらないという嗜好の持ち主。
どこへ行っていたか
実家に帰ってきたようだがどこに行っていたかは不明。
コーラとの関係
同居しているペットのコーラとの関係はあまりよくない。コーラが警戒して近寄らないことが原因であったが、本人は姉になついているからだと思っている。だが借金返済に向けて二人だけになった時、仲良くなろうと努力しているようである。

フルフル

概要
主人公の相談役。家族はいない。
聖者ハヤと親しい。元ケミュンテ教団の奴隷。
性別
男性。
性格
落ち着いた性格で常に冷静なものの見方をする。同時に幅広い視野を持ち、世の中を長期的な目で見つめることができ、多くの人々に相談を受ける。特に歴史に対する知識が豊富。
教団の奴隷時代
ケミュンテ教団の全盛期、彼はラヌウェット国の町で優れた商能力で薬草店を大きくしつつあったが、そこに目をつけた教団は彼を奴隷として有無を言わさず働かせることにする。やむなくケミュンテ教団内部で薬草の売買を始めるが、奴隷解放運動を始めたキルド隊の噂を聞き、彼らが活動しやすいよう教団内部で支援を始める。が、キルド隊に支援していたことがクウォーラル教祖に知られ、牢獄に閉じ込められていつ処刑されてもおかしくない状況に、冷静な彼も初めて動揺を隠せず日々に恐怖した。
ネイミア皇女がクウォーラル教祖を捕らえ、ラヌウェット国に平和をもたらしたのは彼が処刑される前夜のことだった。
心の底から安堵し彼は生きていることに感謝した。そして人々のために、またラヌウェット国のために生きることを決意する。
ラヌウェット国を支えた時代
解放後はラヌウェット国のヘンタ大臣に仕え、雑務等をこなしていった。特に大臣が考案した皇女洋服コンテストでは顔として受付で働くことに。事務的なものなど一見目立たないながらも必要とされる仕事をこなしていく。
が、教会に住むハヤが体調を崩したと聞き、ハヤを支えるためにラヌウェット国の職務員から外れることとなる。以降はハヤのそばで教会を支えている。
主人公との関係
皇女洋服コンテストで受付をしていた時、ココリが幾度と応募してきたことからケランジェロ洋服店との交流が始まる。そのオリジナリティあふれる服にひかれて以来、借金で困っているケランジェロ洋服店を応援している。主人公に影ながら思いを寄せるが、その胸のうちを明かすことはない。

コーラ

概要
モンストゥ。
主人公の姉ココリのペット。
性別
不明。
容姿
猫のような容姿だが、手足が非常に短く体は小さい。ふわふわした毛が体を覆っている。
ケランジェロ洋服店に来たきっかけ
ラヌウェットの町とトロンの森の間に位置するオヤンムノ大木で生まれ、そこで育ってきた。ある日、母親のファンタがここで待っているようにと告げて去ってから、ずっと一人で待っていたがファンタが戻ってくることはなかった。
そんな時、父親を失い悲しんでいる母のケランジェロが元気になるよう、祈りをささげるためにココリがオヤンムノ大木へやってくる。いつまでも帰らずずっと大木を見上げるココリと目が合いコーラは緊張して木の枝から落ちてしまい、寂しそうな様子に気づいたココリに誘われてケランジェロ洋服店に住むようになる。
爪の脅威
普段隠しているがその爪を出した時、モンストゥはコーラに恐怖する。

メイイン



概要
主人公の友人。
ケミュンテ教団解放組織キルド隊の副隊長アブリィの弟。
性別
男性。
性格
陽気で明るい性格で何事にも前向きである。小さい頃から苦労してきたため、借金を抱えた主人公が仮にお店を差し押さえられてもなんとかなるというように非常に楽観的。今は小さな借家に住んでいるが野宿も歓迎というサバイバルな部分も多くある。
生い立ち
ケミュンテ教団の解放組織キルド隊の鬼と呼ばれた副隊長のアブリィに孤児でさまよっていたところを連れられ、キルド隊を応援するためにラヌウェットの町からケミュンテ地方のウェット市に行く。日々ケミュンテ教団とは壁一枚の生活を過ごすしつつも、奴隷の仲間を助けるために動くアブリィを尊敬し全力で生きてきた。
ケミュンテ戦争でアブリィを失ってからはラヌウェットの町に戻り、毎日ギリギリではあるもののなんとか生活している。お金はないが容姿は女性に人気があり、町の女の子からはわりと好かれるようである。が、彼は性格に似合わず軽い気持ちで付き合うことはなく、そのあたりでトールとはぶつかる。どうやら彼には一途に思う相手がいるようだ。
デザイナーへの夢
皇女洋服コンテストで見たココリの服の斬新さに衝撃を受け、洋服のデザインを考える仕事に就くことを夢見る。そんな時洋服店の主人公が困っているところを見て、彼女のためにレシピを徹夜で作るようになった。主人公が服を多くの人に売ることで自分のデザインが知れ渡ればと願い、ただで毎日レシピを作っている。
レシピ屋
レシピを作り始めてだんだんとコツをつかんでからは、主人公にはただで提供しつつもレシピ屋として活動しようともくろんでいる。最近庭園で見かける怪しい黒い姿は彼ではないかという噂も。
主人公との関係
トールには負けられないらしい。

イハ

概要
主人公の幼馴染。
ベルスロア家の一人娘。母のディニが実家にいる。
父のミルトは自殺している。
バー・イハのマスター。
性別
女性。
生い立ち
もともとベルスロア家は貴族の家系だったが、ジクロス家(トールの家)に騙され全ての財産を奪われたショックで父が自殺、落ちぶれていく。それ以来、母のディニと二人で小さな規模で農業を行い、経済的に苦労を余儀なくされる。
そんなこともあってか母を少しでも楽させてあげたいという一心で、ラヌウェットの町で小さな頃から何かお店をやることを夢見ていた。何でも思い込んだら一直線に行動する性格で、主人公がティルプが好きなことを知ってから、ちょうど実家でティルプの栽培をしていたこともあり、ティルプを用いたカクテルを作りそれを主人公に飲んでもらう目的もあってバーを始めた。
性格
本来明るい性格であったが、母が脳の病気(動脈瘤)で倒れて以来、バーと実家を行ったりきたりの生活に精神的にも肉体的にもストレスがたまり元気がなくなってしまっていた。実家にいることが月の半分程になってしまったため、バーの客足も少なくなり、現在はバーの経営は常連の二人の男性のおかげでなりたっているといっても過言ではなくなっている。男性のうち一人はイハを特に気に入っており時々お土産を置いていくが、その多くは残念ながらイハのお気に入りの主人公に渡ってしまう。
主人公との関係
主人公とは仲がよく、小さい頃から何かと困っては頼りにしていた。一人娘であったためか困ったときに助けてくれる主人公を姉のように思ったり、時には好きな人は主人公であると答える一面もあった。
ラヌウェットの町でバーを始めた頃、きちんと溶接されていなかったバーの入り口の上にある看板が剥がれ、肩に大きな打撲と切り傷を負う。主人公は本当の姉のように心配してイハのもとへ駆け寄ってくれたことにイハは感激した。以来イハは主人公が困った時は助けようと思い、お互いに持ちつ持たれつの関係が続いている。
うそつきへの態度
うそつき、人を騙すことが何よりも嫌い。父が自殺した原因を心の底では尾をひいている。
まだトールの家系のことを知らなかった過去に一度、トールが「君しか見えない」と告白してきたときにとても喜んだが、その翌日に他の女の子に告白しているトールを見て愕然とする。そしてトールの家系が憎むべきジクロス家だったことを知って以来、うそつきをより一層嫌いになる。ただ、トール自身はベルスロア家とジクロス家の出来事には関係ないと思い、なるべく普通に接するようにしている。

ハヤ

概要
辺境の聖者。
ハヤ教会の設立に携わる。
ケランジェロの父。
性別
男性。
人生
ラヌウェット国北西にあるロウノ大陸。そこは辺境の地と呼ばれ、航路がなくラヌウェット国やサイリーン国などの他国と交易がままならない非常に荒廃した地だった。ハヤはそこで生まれ、ロウノの人々ともに食糧に悩みながらも懸命に生きてきた。
ケミュンテ教団の支配がロウノ大陸に及んだ時、ハヤは食糧不足で力のないロウノ民を守るために教団の兵とただ一人素手で戦ったという。彼らを退けたそのとき、ロウノ民から見た彼の姿は光り輝く天使に見え、彼はその後、聖者と呼ばれるようになった。その噂はラヌウェット国まで伝わり、以後、彼は聖者ハヤとして人々に称えられるようになる。
ラヌウェット国がケミュンテ教団を壊滅させた頃にはハヤは年を重ねており、体を動かすことはできなかったものの自分ができることを探し、ハヤ教会を設立する。ハヤ教会はケミュンテ戦争で亡くなった人々の遺族をおおいに癒してくれた。
体調不良
ハヤ教会設立後、人々の悩みを聞いたり祈りを捧げたりしてきたが体調を崩し、現在はほぼ寝たきりになってしまっている。時折外に出たいとフルフルに訴えるもののフルフルは彼の体を心配してなかなか許可しない。
孫との関係
孫のココリと主人公には自分が祖父であることを隠し、あくまで教会のハヤとして接している。が、ココリも主人公もハヤが祖父であることを知っているようである。
ハヤは自分の立場を考え、家族とはいえ特定の人間だけに心を置かないようにしているようだ。

トール

概要
ジクロス家の息子。貴族。
執事のリュール、母にネスミルカ、父にパネントフがいる。
性別
男性。
女の子
女の子が好きで二人きりのパーティーをしたがる傾向にある。最近は主人公が気になっているが、好みの女の子がいると誰かまわずいきなり告白する。
過去の自慢
洋服屋ティナファが当時まだ薬屋を営んでいた頃、彼女に一目ぼれをし、幾度となくパーティーへの誘いをするが断られ続けたため、お店に押し入って襲い掛かろうとしたところ主人公の姉に突如告白されたことでふと我に返る。そのとき告白されたことを今も自慢することが多いが、告白された経験はそのときだけで、その告白も本当に主人公の姉がトールを好きで伝えたものかどうかは定かではない。





クロイツ

概要
リデュート道場の門下生。
妹のエルミと二人暮らし。
性別
男性。
人物像
勇ましく男らしい。妹を守るために生きている。

ヒーダ

概要
貸主。ドークの夫。
性別
女性。
人物像
短気。

ティナファ

洋服屋ティナファの店主。女性。
語尾がカタカナになる。




ネイミア

概要
ラヌウェット国皇女。公命ラヌア8世。
妹にリレイアがいる。
異父兄にランダー、異父姉にアプセラスがいる。
母ラヌア7世は処刑される。
父は4代目の皇女護衛隊長として生きケミュンテ戦争で亡くなったビスティアン。
性別
女性。
生い立ち
年10歳頃までは城内で皇室の娘として育てられる。
が、年10歳の頃、移動中の船が難破、孤島ピース島に流れ着き、成人まで過ごす。
その間、村の先生オルヴィアに剣術を習い、極める。
ケミュンテ戦争が起こる頃、国に戻り教祖クウォーラル率いるケミュンテ教団を崩壊させたことから国民からは勇者と称えられる。
性格
正義感が強い。
母が民や兵士を奴隷と思っていたことから、
民や兵士一人一人に対する思いやりを持つ。
ヘンタ大臣に好意を抱かれている。ことに気付いていない。

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