2008年5月21日水曜日

AKA・博田法

AKA法による治療により症状が激的に回復するという話がありますが、果たしてそれは本当なのでしょうか。


〇治療によりすぐに回復するかどうか
仙腸関節炎における症状の経過期間が長いほどすぐには治らないようです。慢性的だったり、症状が重かったりすれば仙腸関節炎だけではなく他の病気においても治療が長引きます。

〇必ず治るのか
仙腸関節炎にも種類があり、「単純型」と呼ばれるものと「特殊型」と呼ばれるものがあります。治療により比較的回復しやすいのは単純型ですが、AKA法を行っても特殊型は治癒しにくい傾向がある模様です。AKA法の課題であると言われています。

〇注意点
当然ですが、日々中腰での動作や重い荷物を持って動くといった行動は避けるという点に注意しておくということです。これはAKA法を行っているかどうかに関わらずです。

〇AKA法とAKA博田法について
AKA・博田法は、どの病院でも標榜できるというわけではありません。これは医学会が認めた専門医のみが治療可能なものです。またAKA・博多法の専門医の資格を取得する研修は数年に及びます。従って数百円単位で受けることのできるAKA法はAKA博田法ではなく通常のAKA法の可能性があります。料金としては前者が高く、後者が安いようですがどちらが優れた治療法であるかというと一概には言えず、またどちらも治療に効果があるとは限らず、仙腸関節炎の症状にあった治療法を選択するのが最善といえましょう。

2008年5月8日木曜日

カテラン硬膜外注射の効果

病院にかかった際、仙腸関節炎と医師が診断すると治療に用いるのが主にマッサージと内服薬かと思われます。内服薬は腰痛などに効果のある薬剤や痛み止めの薬で、マッサージはウォーターベッドやホットパックなどこれも主に腰痛や関節炎など他の病気にも用いられるものでしょう。

上記の治療方法で痛みや症状が改善されれば内服とマッサージを継続していけば問題ないかもしれません。また、病院側としてもそちらで治れば医師としても悩むことはないかもしれません。

治らない場合、注射を打つことになると思います。椎間板ヘルニアなどの場合も用いられる方法という話でしたが、仙腸関節炎の治療にカテラン硬膜外注射が打たれます。その部位に直接注射という形です。おしりの上、腰の下あたりの仙腸関節炎の部分です。

2~3週間に一回程度の通院により注射をその都度行い、治療効果があるかを判断しますが効果はあるようです。


〇注射の際痛みは発生するか

痛みがあります。注射の針自体の痛みというよりは、薬剤(カルボカインとリンデロン)が注入されることによる圧迫感のような痛みです。注射を始めた頃はあまりの圧迫感に悲鳴が出ました。おそらくこれは仙腸関節炎がひどく進行しているため薬剤が炎症に効いているのだろう、と思い耐え続けました。しばらくの継続の後、ある時期から注射時の痛みは感じません。


〇注射の後

カテラン硬膜外注射の後、数分~1時間程度歩くのが困難になるかもしれません。個人差があるようですが、歩くときに足を前後に動かすと仙腸関節部を使用しているのかその都度痛みのような圧迫感を感じます。車による通院だったために運転中じりじりとした感じがありました。


〇誰にでもある有効性か

必ずしも効果があるかどうかは定かではなく、痛みの症状を軽減させる効果はあるようです。が、ある程度長期で経過を見ないといけない模様です。また、治療継続をやめてしまうと再び症状が出てくる(再発する)ため、根本的な治療となるかどうかはそれも個人差のようです。