2011年1月15日土曜日

地震と対策、非常食、防災グッズの必要性

はじめに

あらかじめ用意しておくべき避難道具は使用することがあるのでしょうか。


防災グッズ

そして防災グッズ。阪神大震災や新潟県沖地震など大きな地震のあとには必ず防災・避難グッズというものの販売の売れ行きがよくなることでしょう。しかしいつも地震が終わって、日々が過ぎるとどうしてもその危機感を忘れがちです。それでは意味がありません。ということを理解していても実際に行動に移らない人が多いのではないでしょうか。
地震が起きた、次はどうすべきか。逃げ道の確保。避難道具、防災グッズを手に取り、テーブルの下に隠れたいのであれば隠れる、上からモノが落ちてこないような場所であれば外に退避するなど。ただしビルのある場所だったり都心のように高い建物が多い場所であれば外に出る方が危険が高い可能性があります。窓ガラスが割れたり上からモノが落ちてくることがあります。それはもちろん把握しておきましょう。

防災グッズ。懐中電灯、ラジオ、非常食の乾パンなど、その程度のものはいつでも持ち運びができるような状態にしておきましょう。そして大事なのが、地震が起きたら何もしないのではなく、すぐに行動ということを忘れないようにすべきです。


退路の確保と地震時の行動力

従って地震が起きたとき、屋内、家などの建物にいるときに必要な行動としてまず第一に考えるのが、「逃げ道の確保」。退路を用意しておかなければ、その後生き残ることができないと思います。家であれば玄関のドアを開けておく。ドアを開けておく理由はいつでも外へ出ることができる状態を作るというのがひとつ、そして地震の揺れによってドアの渕がきしんでドアを開閉できなくなってしまう非常事態を回避するためです。意外にこれをやっている家庭は少ないようで、岩手・宮城内陸地震のときも、つい先日起こった岩手内陸地震の時にもやっている家庭はほとんどなかったように思えます。つい先日の地震は、24時を回っていた時間だったために時間帯が時間帯のせいか、眠りについている家庭が少なくなったのかもしれません。しかしあれほどの揺れと衝撃がありながら快眠していられるというのはある意味すごいことです。おそらく揺れていても一応は目は冷めている人も少なくなかったと思います。しかしそこで最も危険なことが、「大丈夫だろう」と勝手に安心してしまうことではないでしょうか。地震が起きても日本人というのは楽観的で、いざ本当に自分自身に震災が降りかからない限り意識しないものです。他の地にいる人々に天災が降りかかり大変な事態になっても、同情はしてもわが身のように感じられる人はほんのわずかかもしれません。この考え方、感じ方が一番危険で、地震というのは本当に自分の家を崩壊させる危険性があるということ、従って揺れていたら「大丈夫だろう」と思うのではなく崩壊の危険性を視野にいれてすぐに行動に移るべきです。それが24時を過ぎていた場合であっても、眠気に負けそうであっても。建物がそのとき崩壊したらそこで命が絶たれてしまう可能性は十分にあります。


地震が起きた際にとるべき行動

先日岩手・宮城内陸地震が起こりました。6月のことです。その当時宮城県にいたため地震を直接感じました。テレビのニュースやインターネットのニュースなどでその当時の被害状況、地震速報などが流れていましたが、そういった被害は仙台市近辺ではあまり出なかった模様でした。

地震というのは突然起こるもので、全く無防備な状態でした。地震が起きたとたん、どうしたらいいか分からないほどになり、困惑したものです。地震が起きたときに必要なこと、やるべき行動はなにかと問われたら、テーブルの下に隠れる、ということを避難訓練などでは教わったことかもしれません。それが正しいのか、消防の方も地域で行うような出張の避難訓練では揺れた部屋の中にある大きなテーブルの下に隠れる方法を取る傾向にあるようです。

しかし、押しつぶされたときはどうなるのかという疑問を消すことができません。家が崩れ、ぐしゃぐしゃに潰れたときにテーブルの下にいて果たして安全なのでしょうか。家財に埋もれ、家の屋根の下敷きになり、建物の中から救助を求める人たちというのはテーブルの下にいて安全でしょうか。そんなことを言っていられるほど安全を確保できるものであるとは思えないのです。 

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