前回のリカモーネに続き、今日はラヌアルピニについて振り返ってみる。
サフィポッドの前身であるケランジェロ洋服店を作っていたとき。サフィポッドにも出てくるココリがお店で洋服を作るシーンがある。サブイベントでも何度かお店の奥で服を作る場面があった。
そこだけの部分をゲームにしてみたいなという気持ちが当時あった。ケランジェロを公開していたころなので、確か大学時代か。
しかし卒業してからなかなかゲームを作る機会に恵まれず。その案はそのまま消えた。
そして数年してから一時期、在宅ワークをする関係でゲームを作るタイミングができた。あの頃考えていたココリが服を作るゲーム、「ココリ工房」を作ろう、と。
最初はサフィポッドのような上記の画面のRPGの状態で洋服を作るシステムを組もうと思ったけど、どうせならまったく別のシステムにしようと思って作ったのがラヌアルピニのシステム部分や画面など。あんな形になっていった。
システムを作っていくうちに、確か最初に作ったのが会話のメッセージ部分とメインメニューのアイコンとかクリック判定など。その辺を作るなかで、またココリを使うにもリカモーネのストーリー上出せないと思いべつのキャラクターを登場させることにした。
それが
これ。最初は名前は決めずにいた。プレイヤーの方がつけてもらえれば。と思い。
その後、クアテュ。にした。ほかのキャラクターとの関連付けとかでココリの姉妹にしようということになり。ちなみに顔グラフィックも初期とは異なる。途中のバージョンアップでこの形のに描きなおした。
そのほか、当時掲示板で書き込んでくれたいた知人のみなさまを登場させることに。
メイイン、イハ、フルフル、クロイツ、この4名は知人です。そこから顔を描いてとかしてキャラの中身を作っていく。
今回は焼き直しのRPGじゃなくてADVのシステムを1から作っていく中ですべて苦労したけど、RPGとは違った作り方が楽しかったのを覚えている。
一番苦労したのはシステムではなくてイベントだった
イベントとイベントの関係。このイベントをしたら次のイベント、このイベントをしなかったらほかのイベントが起きない、というごくごく普通のフラグなんだけど、まあこれをとにかくたくさんいれたかったので関係性がごちゃごちゃして自分でも混乱した。エクセルで矢印をひっぱりまくって。
こんな感じでもうすべての出来事がすべてにかかわってく感じ。プレイしてるとそんなには感じないけど。
服をつくるところはシミュレーションっぽいけど、町のひととのやりとりを中心になるべくストーリー性のあるものを目指した結果、こんがらがりまくった制作の日々。
完成したときはほかの作品に比べてこれで終わった、っていう気持ちが強かった作品。クフメイルはシーズンが追加されていったしね。ラヌアルピニにもシーズン2はあるけど、あくまでおまけみたいなものだし。
手探りのADVだったことやバランスの悪さなど、当初評価が一番低かった作品でもあったけど、その後のアップデートでいくらか取り戻せたんじゃないかと思える成長を感じる作品のひとつ。
これからプレイしてくれる人がいるかどうかは分かりませんが、現在も公開している数少ないゲームのうちのひとつです。ぜひ。
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