Directorで制作したRPGなどのフリーソフトの配布。
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アリルワークス > ケランジェロ洋服店 > 開発後期1
2004.03 記。 ケランジェロ洋服店の制作を終えて。制作中や終わった後など、作者が思ったことを書いておきました。時期が異なるものを続けて書いているので、順序など、見づらい点もあると思いますが、ゲームを終えた方など、興味がおありの方はお付き合いください。 ■皇女について 最初の応募を終えた後、始まる皇女のシナリオ。 1年前、世界はクウォーラル教祖率いるケミュンテ教団に支配されていました。そのクウォーラル教祖を倒し、牢獄に入れたまま処刑をせずずっとそのままにしていた皇女。そして教祖は脱獄します。 それ以降、予定していた話が大分変わってしまいました。牢獄から出すのが、教祖の子孫という予定ではなく、教祖を利用して世界を再び滅ぼそうという輩が現れる。そういう話にする考えがあったのですが、ありきたりなのでやめました。トロンの洞穴を作る時あたりから、少し皇女のシナリオは弱くなっていったと思います。 皇女が昔のことを思い出して、ヘンタが入ってくるところです。ずっと悩んでいたのに、ヘンタが入ってきて無理やり主人公の話を出し、解決することなくハッピーエンドというのは不自然だったと思います。が、本編終了後の皇女のイベントは、一番好きなところだったりします。 ■火族の二人。 師範をメインシナリオに出すということは悩みました。メインシナリオに入る前に何もイベントがない師範。そんな師範をいきなりメインシナリオに登場させるには、多少、勇気がいることでした。それまでにいくつか、主人公と話すことや、イベントがあれば、メインシナリオに出しても不自然ではなかったのですが、出しました。なので、そのぶんイベントがあった薬屋の二人を出したりして、ストーリーに絡ませるようにしてみたんです。 師範の愛する人、ニルネリラ。彼女は師範の愛する人というだけで、具体的な設定はしていません。恋人か、配偶者か、兄妹か、姉弟か、それとも火族という一族の最後の二人だから、一緒にいるのか。 ニルネリラを仲間にすることに対してひとつ悩んだことがあります。当初仲間にする予定がなかったため、顔グラフィックを描いていなかったんです。なので通常会話は顔グラフィックなしの会話です。しかし仲間にするにあたって顔グラフィックが必要になり、しかし今さら通常会話に入れるわけにはいきませんでした。というのも、ニルネリラは隠れキャラクターだったので、顔を入れたくなかったんです(これは桃色の奇跡も同じでした)。 師範はシナリオを進めれば仲間になりますが、ニルネリラは仲間にするにはそれなりの努力が必要です。なので必然的に彼女の特殊能力は非常に強力になりました。 ■護衛兵兄妹。 皇女のシナリオから登場する二人は、メインシナリオにしませんでした。これは師範のシナリオに対する逆の考えから始まって、メインシナリオに出てから、やってもやらなくてもいいイベントに登場させて、プレイしてくれた方が仲間にしたかったらしていただくという形にするのもいいかなと思ったんです。 一番イベントがある護衛兵兄。皇女護衛隊の隊長で、前皇女の時から皇女護衛隊長で頑張っています。皇女を守るためだけに生きている彼は常に真面目に生きます。そんなある日、主人公である洋服店の娘が、教祖脱獄事件で手助けをしてくれます。その後城にやってきた主人公、さらに心を和ませるレオンスの浜で、またも主人公が一人、やってきます。 なぜ俺の前にあなたは来る? 教祖脱獄事件で兵を多数失った彼は、非常に責任を感じていました。皇女護衛隊でありながら、その皇女に危機を救われる。その後主人公を守るべき人と思い、そばにいようとします。 昔、ムロミという女性の父親を殺したことを思い返すとき、そのことをムロミに話そうとずっと悩んでいたときも、やはり主人公がいました。そして彼の思いはレオンスの浜で固まります。 仲間になるキャラクターで、主人公のことを好きな女性キャラクター、男性キャラクターは非常に多く(多いというより全員ですね)その中で特に異性として主人公を愛しているキャラクターの一人かもしれません。護衛兵隊長の妹は、そんな主人公を同姓として愛してしまったのかもしれない? ■皇子、カノ、コムム。 サイリーン国にいる彼らは、ゆきだるまのゲームから登場しています。ゆきだるまのゲームでは、皇子は旅人、カノは病に伏せる少女、そしてコムムは少女を救うスノールの戦士。 当初サイリーン国の話は全く考えていませんでした。今思うと、驚きでいっぱいです。炎の穴の奥には別の世界が広がっている。その考えは最初からあったのですが。世界を広げてくれた皇子、カノ、コムムにお礼を言いたいです。 ■桃色の奇跡。 隠しキャラクター、隠しイベントというものに昔から作りたいと思っていました。そんなコンセプトから、彼は出てきました。"彼"で思い出しましたが、ペットは"彼女"で、ゆきだるまのコムムは、"彼"です。が、今考えたおもいつきの設定なので(笑)、性別はプレイしてくださった方にお任せします。 ペットが主人公を隊長から守ろうとする理由は、ユニコーンのような思いがあったのかもしれません(ユニコーンはオスでしたでしょうか)。仕える人に穢れた者(隊長は穢れ?)を近寄らせたくないという思いは、性別抜きにしてもあるようで、ペットはそういうキャラクターになりました。 ピン猫は、昔UFOキャッチャーで兄がとったぬいぐるみから生まれました。このぬいぐるみは桃色で、猫のような熊のような形で、今のUFOキャッチャーは、どれも"キャラクター"としてのぬいぐるみですが、当時とったこの猫は、キャラクターではないただの動物ぬいぐるみです。動物がいっぱい入ったUFOキャッチャーでした。それがかわいかったのです。 ■ロスノ、ノル、ケイタキ、ハヤ。 ロスノは、夫が亡くなって寂しくなり、二人の子供がいるのに新しい彼、デイランと付き合っていました。そして子供を置いて、デイランを追った彼女。 "子供を優先することが大事。でも彼女は愛する人への気持ちが子供よりも上回ってしまった。仕方ない。" 聖者ハヤは、なるべく人を諭す説得力ある言葉を言うようにしたのですが、これはミスでした。 どんなことがあっても子供を優先することが親のつとめだと思います。ましてや亡くなった夫の子供を捨てて新しい彼を追う親を許すことができません。ノルやケイタキはどうなるというのでしょう。 ■主人公とペット。 オヤンムノ大木でのシーン。神様だと思った主人公と、神様ではないというペット。皇女の次に好きなシーンです。 ■夢。 色々なフリーゲームが今、インターネットで公開されています。沢山の素敵なゲームを公開している作者の方。素晴らしいと思います。プレイ後に考えさせるものや、気持ちがよくなったりするものや、感動したりするもの。市販されているものでなくとも、市販されているもの以上に、プレイした方に影響を与えるゲームもあると思います。 作者もそんなゲームを作りたいと思った時がありました。ですがプレイした方に何か心にとめるようなゲームを作るのは大変難しいことだと思います。正直なところ、作者にはそれは無理でした。作者が公開している前作のゲーム、ゆきだるま。それとケランジェロ。どちらもシナリオをメインで推すものではなかったのです。しかしそんな作者のゲームを扱ってくれた、まるた様とファソ様が作者の夢をかなえてくれました。作者の夢は、作者のゲームを扱ってくれる方が現れること。憧れでした。 まるた様のサイト『MM』ができた時は、本当に嬉しかったものです。まるた様に続いてファソ様、作者はどうしようかと……。どうか、お二方のサイトはずっとインターネットの世界に残っていてほしいなと思っています。 ■作ること。 フリーゲームでも、作っている人によって、絵を描いてくれる人や、プログラムを組める人、音楽を作ることのできる人などを募集したりして、いろんな人と一緒に作業して完成させる方もいますが、作者の場合、基本的に一人で作業していました。 Lingoスクリプト(ゲームのシステム全般の処理のことです)、音楽、顔グラフィック、をやり、あとは手間のかかるマップチップをフリー素材としてお借りできたので、なんとか作業ができたのです。 イラストを送ってくれた黒衣都様、ベロックやクウォーラル、オープニングの豪華なイラストを描いてくださったので、本当に嬉しかったです。皇女の戦闘曲を編曲し、見事にパワーアップさせてくれたキヨン様。もともと今まで作者が作ってきた戦闘の曲の中で、もっともよい曲となったと思います。そしてとても大事なユーザーの皆様。作者はちょっとでも時間を削って作者のゲームをプレイしてくれた方に、本当に感謝しています。 当初、皇女のイベントまでしかなかったこのゲーム。以降のシナリオやイベントやアイテム、その他すべては、プレイしてくださった方の反響で作成されました。今までプレイしてくださった方々にお礼を言いたいです。本当にありがとうございました。 ■特殊能力の話。 スノールの少女は攻撃しかなく、にも関わらず弱いので特殊能力を作りました。ゆきだるまとうまく連携になると思います。これで役に立つキャラクターになったと思います。 ですが特殊能力を見てみると、サイリーンの人々ばかり回復役、ラヌウェットの人々は攻撃役だけ。火族の二人と皇女は多分それなりに使えると思うのですが、隊長と副隊長とペットの特殊能力は、あまり使えない気がしてきました。一応、3人については作者なりに考えたやり方があるので、挙げてみます。 ペット:ボスなどで、主人公がレシピを描くために敵を抑えておく。 (その前にすぐ描けますね) 隊長:護衛の石片などを装備して、師範が気合を入れている間、師範を守る。 (でも多分、こんな面倒なことやる前に戦闘が終わっていますね) アプセラス:主人公と一緒に回復役に徹する。 (でも皇子と少女が現れたことで、居場所がなくなってしまった?) この3人のいずれかでも好きになってパーティーにいれて、根気よくやってくださる方がいたら、嬉しいです。是非、ご連絡ください。 ■やる気システムについて。 キャラクターのステータス画面と戦闘画面に表示されている状態(ST):『普通』。『毒』や『困惑』などといった症状になるにも関わらず常に『普通』であるため、1.01以降をプレイしてくださった方は疑問に思われたかもしれませんが、実はこれは、『毒』や『困惑』などの症状とは別の概念です。1.00当時は、仲間のキャラクターが後ろからついてきていました。これは、壁にぶつかるとやる気が下がる、『やる気システム』というものでした。1.01以降、そのシステムを外し(仲間のキャラクターをフィールド上で表示しないようにした)、しばらくそのままおいておいたのですが、今回、きちんと処理を付け加えておきました。アドバイスを下さった方のお話をもとに、色々考え、迷ったのですが、最終的にこの形に落ち着きました。結果、一緒に行動していくキャラクターを決めたら、それ以降、なるべく変えない方がいいかもしれません。(攻撃重視のキャラクター以外は大丈夫かもしれませんが、敵の攻撃からの回避率も重要です) キャラクターへの愛着も少し上がるかなって思って作りました。お気に入りのキャラクターを見つけてみてください。 ■サイリーン国編の話。 Ver1.09から追加される『サイリーン国編』。エンディング(応募のエンディングではなく、本当のエンディング)後、サイリーン国というところへ行けます。この部分のお話は、別途公開している『あるゆきだるまの物語』をプレイしていると、話が分かりやすいかもしれません。(もちろんプレイしていなくても大丈夫なように話を作っているつもりです)。 ■仲間になるキャラクターの話。 仲間になるキャラクターは主人公を含め、計11人になりました。アイテムコンプリート、レシピコンプリート、サフィ石片コンプリート、コンテストマスター、強さの石片の達成度など、ゲーム中色々やりこめるよう今まで努力したつもりですが、是非、全てのキャラクターを仲間にするパーティーキャラクターコンプリートも、やってみてくださると嬉しいです。そしてハロギン糸電話の画面を全て埋めて作者にその画面を送ってください。喜びます。 開発後期1> 開発後期2 |
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